売り出しの秘訣ついに公開

オペラ関連で、売り出しのこと、どうやってチケットを取るかは以前入れましたが
ROH
→→「61 ロイヤルオペラハウスを安く見る方法」 こちらはアーカイブなので白黒でごめんね。

3年ほど前に ROH (ロイヤルオペラハウス)の会員「フレンズ」になり、先行予約が可能になりました。フレンズと言っても4種類くらいあって、一番下っ端です。年会費は2011年現在、79ポンドで、一般売り出しより1ヶ月ほど早く買えます。が、そういうひとはごまんといるので、売り出し日にはチケット争奪戦で、これまた大変なんじゃ。

メンバー用雑誌
会員になると一年の出し物案内が来て、今シーズン何があるのか、全部の出し物がわかります。そのあと、季節ごとの案内冊子も来ます。ここで細かくチェックしないと日程や配役が変わっていることもあるので要注意。メールでの案内は毎月のように来て、けっこう親切。これを熟読してどれを取るか考えるのです。

売り出しの丸秘のコツと今までの苦労話をここで出してしまおうかな。丸秘はあまり公開したくないんだけど、これを入れたからって、誰もが同じようにできるわけでもないし、わたし自身も何回もトライしていますが、一度として同じことはありません!自慢かい?毎回なんか話ができるんだよねえ。友人はおもしろい、と笑ってくれるんだけど。

まず、売り出しは年4回。シーズンが4回あるからね。でも、3ヶ月ごとではありゃしません。
フレンズの一番下っ端会員の売り出し日からすると、1月、3月、6月 そして9月。
かなり先に行きます。バレエ・オペラのシーズンが9月から始まり、秋、冬、春、夏と4つなのですが、たとえば今の9月の売り出し日のは次の冬分。
いっしょに取ってあげるよ~、という場合「そんな先のことわかんないわ」という友人がほとんど。でもね、先に計画しておくのが安いいい席を取るコツなのよ。

いっしょに取ってあげるよ~と言っても、オペラのチケットはひとり2枚とか4枚まで、バレエも通常6枚までです。ドレス・リハーサルはフレンズになってないと取れなくて、これはわたしのような下っ端会員は1枚のみ。
「白鳥の湖」見に行ったし

カルメンの衣装
今回のバレエ売り出し。いつもバレエは軽くいなすのですが、甘く見てはいけまへん。 ROH ゲストの花形人気ダンサー カルロス・アコスタが出るのを忘れてました。今回のロミオとジュリエットに彼が出るのは2回、それも平日のみなので、郊外に住むわたしは無理。はなっからあきらめ、土・日を狙ってたんですが、それでもだめぇ。
朝8時売り出しなので、7時15分にコンピュータをオンして入ろうとしてもすでにウェイティング・ルーム。前日来ていた ROH からのお達しメールでは、「売り出し時間前に入らないでください」入れないよう、ブロックしているときとそうでないときがあるのですが、今回は8時にならないとサインインできないようになってました。
警告しても早めに入りよるやつがいっぱいいまっせ。ほれ、待ち298番で、5分たっても297番。うーん、またこの老コンピュータの調子がおかしいんか、とあせりましたが、ここであせると過去何回も失敗してるので忍の一字。(また横道ずれるけど、一度はウエィテイングの画面をたくさん作っておいて、失敗してもカバーできると浅はかに次のページも出したら、なんと前は300番だったものが400番になり、遅めに上書きされた?みたいになって、あせりました。どんどん増えていくのよね、待ち番が。それから2度とページを失うまい、と思い、、、待つしかないと教訓)。ようやく296番になり、止まってるわけじゃない、とわかっただけで、ええか。
ところが、ものの5分もたたないうちに、サイトに入ってしまえたのでした。やったぁ。でもまだ喜んではいけまへん。サイトに入れただけで、8時前にはまだサインインできないんだからね。
ここで、7時50分からが勝負です。2分おき、55分になったら、1分おきに、「いちおう」「念のため」入れないかチクチクチクチククリックするのです。ここが勝負。早いときゃ、58分に入れるもんね。今朝も59分で入りました!入ったら即、めあての日を出し、一番狙いに飛びます。勝負は Stalls Circle Side じゃあ。横の席なので、バレエの場合は奥で踊られるとまあ、ちょっとつらいもんがあるのですが、値段安いのでそんなこと言ってられない。
ROH テラスからの景色
オペラ仲間の友人とこの席を取って、それから気に入って、その友人はStalls Circle Sideじゃないと許してくれないの。そのおかげか Stalls Circle Side 取りがうまくなったわ?
ところが今日は惨敗。たかがバレエ、と甘く見たけど、狙いの前方安い席は全部取られてる。サイドでも舞台に近くても一番前の A 列は高いので、2列目 B か3列目 C を狙います。もしくは取れないよう一般売りにブロックしてあるのかなあ。確かに当日席においてあるのもあるのだけど。会員でこれだけなくなってたら、一般の売り出しのとき、取ろうとして取れないって文句が出るよねえ。

ピアッツァ
ロンドン・アイもテラスから見えます

吉田都さんの最終公演 シンデレラ
今回、Stalls Circle Side で取れる一番安い席は46ポンドだったんですねえ。バレエで46ポンドはねえ。ちょっと。あ、バレエファンの皆様ごめんなせえ。わたしゃ、オペラでもそんなに出すこと少ないので。
マチネ(昼公演)だと安いはずなのですが、今回はほとんど同じと見た。
ショックだわ。ともだちの分もうけおい、20ポンド以上は取らんよ、と豪語してしまったため、その場合は上↑に行きます。アンフィのLower Slip。これもサイドですがここだと15ポンド。
上に遠いため、アングルは遠くなるんだけど、いたしかたあるまい。
Stalls Circle Side がだめだったら、ここしかないんだよねえ。予算的に。ちょっと脱力感。

こちらが正面というべきか
ついに翌日。オペラ。
今回は(も)目玉の歌手はほとんどいなくて、つまんないキャストに演目なんだけど。バリトンのトークショーひとつと、渋いイギリス人バリトンの出る「フィガロの結婚」のみ狙います。
前日の夜、コンピュータを切ろうとしたら、アップデートのマークが。これ出るといやな予感。リスタートしないんだよねえ。案の定、今夜のうちにリスタートかけとこと思ったが、途中でぷしゅん、と切れて死んでしまいます。何回やってもだめ。1時間くらいトライするも、もうあきらめた。ひと晩おいて、冷やしておくと、翌朝戻っていることが多いのでそれに賭けるしかない。しかし、そのためにはもっと時間がかかるから、7時に起きようと思っていたけど、目覚ましを6時半にセット。

そういつもバレエでオペラの予行演習するのよね。
バレエ予約の翌日がオペラ予約の日なので。ちょうどいい予行演習にはなるのですが。でないと2ヶ月のブランクのあと、いきなりオペラやるとつまずくことが多い。。。今まで。それでかな。なにごともはじめてのことには弱いひとなので。予習が必要。

早起き
コンピュータのご機嫌伺い
サイトに入れるかどうか
入ってもサインインできるかどうか
サインインして座席が残ってるかどうか

といういくつもの段階が踏まれるのです。

一度なんか、あと1分ってとこで突然「ぶちっ」って画面が真っ黒になったんです。
なにぃ???目の前真っ黒。頭まっしろ。うらんだわ。老コンピュータを。でも、一度にすごいひとがアクセスしようとしてROH のサイトがパンクしたとも考えられる。で、当然いちからやり直し、となると???そんなもん、入れたときには ウェイティングルーム1400番やで。遠い道のり。

ロジーナ・車椅子で熱演!セビリアの理髪師
あるときは取った、と思ったのに、同時に二人がおてつき、したらしく、いったん手放さねばならなかったのです。次に取ろうと思ったら、もう誰かに取られてた。くやしい~。

オペラハウスの事務局もこのごろは考えてて、8時の売り出し時間前にはサインインできないようにしています。でもまあ、これって、公平かもね。前は、サインインはできるのだけど buy now がなかなかでなくて、でた!ら予約できたんです。今はサインインしたら buy now→ にもすぐいける。

しかし、たかだかオペラのチケットのためになんでこんなに必死になって苦労するんや、と毎回思いますが、必死になってしまうのね。で、安いいい席をゲットしたときの達成感?(へんなとこで達成感感じるんやけど)これかしら。

サイド席だとオーケストラも目の前
画面をじ~っと見つめながら、サイトが切れてしまうといやなので、5分おきにちくちく触りながらかといって一回他のところを間違えてさわってしまい、元に戻れなくて結局入れなかったこともあり、要注意です。30分前からは、ひたすら、5分おきにチェックし、へんなことしないよう我慢の子。
今回からサイトがちょっと変わっていて、What's on の画面が変わったのと、座席マップが前はポップアウトで別の画面がでてきたのが、同じ画面内に入るようになったので、そこから元に戻るには左上の「戻る←」を使うのに、間違えて画面を消してしまいそうで(やるで、やるで、絶対やるで)と思ったので、遊ぶのはやめました。画面消してしまうとまあ~た一から入りなおしです。

今回はコンピュータを先に立ち上げないといけなかったので、それが良かったのか、6時40分くらいにトライしたので、待ちもそんなになく、サイトには入れました。その代わり、それから1時間20分、忍の一字よ。画面ほっとくと、途中でもとに戻っちゃってまたやり直しってこともむか~し、あったので。今は大丈夫なのかもしれないけど、だめになってからでは取り返しつかないんで、いちおう、ちくちく触り続けます。
コーヒー入れたり、着替えたり、トイレに行くけど、5分毎には必ず画面のチェック。

これ読んでるひと、意味わかんないでしょうね。わたしが何言ってるのか。でもきっと、自己満足のためにこれ、長々と入れてるんです。

この方今回はキャンセルなしで出ました
通称ドタキャンの女王
この売り出し朝8時という時間に文句を言ってるひともいましたが(平日なので勤め人は休むしかない)わたしにはこの時間はちょうどいいのです。なにせ、家から職場までラッシュアワーフリー。
勝負は早めにサイトに入り、サインインがいつでもできる状態に持っていくこと。8時に入り、座席をチョイスして、3つ4つ狙いの出し物があっても、購入まで、ものの10分もあれば完了。そのあと会社に行けるのです。8時25分に家を出たらいいんだも~ん。反対に8時にさくっと入れなかったらもうだめ。会社に遅刻します。早番のときは遅番に代わってもらいます。リキ入ってんなあ。

年初1月は OMG !! 悪夢で、日本から帰って来た年末休暇の翌日が売り出し日で、コンピュータ接続したらパスワード入れる必要があって、それを管理してるフラットメイトがいないし、朝、たたき起こすのも悪いかな、と8時前まで待って、なのにオンラインがすっすとつながらんわ、で、当然8時には入れず、かなりの順番待ちになってしまいました。遅番だったから、9時半に会社に行けば良かったんだけど、すでに9時。1000番待ちになってしまうと、クリアするのに1時間はかかる。8時52分のバスを逃したら次のバスは1時間後で、車のないわたしは、歩いたら40分かかる。そのときは大物歌手の出し物を狙っていたので、絶対に取りたく、遅刻してでもコンピュータの前に座っておりました。もう時効やからええやろ。はは。時差ぼけで寝坊したという理由で遅刻しちゃった。ないしょよ。

14日はリハーサル売り出しでした。土曜日のがひとつあったのでもしアンフィ以外で取れたら行こうかなあと。10時売り出しでしたが10分前に入れたに(今回はブロックしてなかった)、やはり、オペラはリハーサル狙う人が多いのか、アンフィのサイド席しか残っていなかった。バレエはねえ、どちらもバルコニーとかオーケストラサイドの席もありましたわ。でもどんな内容なのかちゃんと下調べしてなかったから。。。やめました。やはりバレエはリハもまだ取りやすいのか?

そうそう、前回の売り出しでとった!11月に(バレエの)マノンのリハーサル行くんですぅ。グランドティアよ。
今度はちゃんと下調べして、いいのがあったらバレエのリハも狙ってみよう。しかしバレエにまで手を出すと、また金欠必須ね。まだ、好きな歌手が出てるから同じ出し物何回も行くというオタクの状況になっていないのが財政的には救いか?

最近の記事もひっぱっておこう→「オペラ座のチケット

© Mizuho Kubo , All rights reserved..September, 2011

コメント

このブログの人気の投稿

花日記 イギリスの四季の花・初夏~夏編

イートン・カレッジ

番外編・イギリスのドア番号と家のサイン